MonoBehaviourの使用していないマジックメソッドは消すこと

MonoBehaviourのマジックメソッドとは

Awake/Start/UpdateなどMonoBehaviourにもともと備わっているメソッドのことです。 Unity上から新規にスクリプトを追加する場合はデフォルトでStartとUpdateが追加されています。

なぜ消すのか

マジックメソッドのタイミングでなんらかの処理を実行する必要がある場合は問題ありません 問題なのは、メソッドの中身が空なのにそのメソッドを残すことです。 公式ブログには以下のように記載されています。

blogs.unity3d.com

任意の型のMonoBehaviourが初めてその基底のスクリプトにアクセスしたときに、スクリプティングランタイム(MonoもしくはIL2CPP)によって何かのマジックメソッドが定義されているかを調査され、この情報がキャッシュされます。もしMonoBehaviourが特定のメソッドを持っていたら所定のリストに追加されます。例えば スクリプトがUpdateメソッドを持っていたら「毎フレームUpdateを呼ぶべきスクリプトのリスト」に追加されるわけです。

つまり、コンパイル時点でマジックメソッドを持っているスクリプトをキャッシュし、 そのメソッドをコールするリストに追加されて、何も処理をしていないのに無駄にコールされコストがかかってしまうのです。

そのため、キャッシュされないように使用しないマジックメソッドは削除するようにしましょう。

※リンク先のUpdateをCallする方法も参考になります